喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

学ぶ力とは何か?

googleアクセス解析で『学ぶ力とは何か?』からアクセスいただいていたので、この『学ぶ力とは何か?』について考えてみたいと思います。

恐らくヒットしたのは

 

『学力』と『学ぶ力』について ~某県議と某県知事とで議論~ - 喜哀楽の考え方

 

の書き込みだと思います。

一言で言うと『学力』は知識、『学ぶ力』は知識を得る能力。
全く別物です。それを議論するのは面白いですねという主旨で書き込みました。

改めて『学ぶ力』について考えてみたいと思います。
『学ぶ力』とは、自ら不足している知識を補う学びを行う能力のことです。
口を大きくあけて餌をねだる雛のように知識を与えられるのを座って待っているのではなく、自ら餌を探す野生動物のごとく自分に必要な知識を把握し、その不足した知識を自分で得る能力こそ『学ぶ力』だと私は思います。

前提条件として自分に必要な『知識』が何かを把握する必要があります。
何が必要な『知識』か?
これを誰も教えていないことが問題です。

知りたいと思えば、それがその人にとって『必要な知識』だと思います。
興味を持つことができるというのが『必要な知識』の入り口です。
何でも構いません。電車の駅名を知りたいと思えばそれがその人にとって『必要な知識』ですし、アニメのキャラクターを全て知りたいと思えばその人にとって『必要な知識』です。
それを『勉強』にもならないし、将来役立たないから『意味』がないと他人が勝手に判断するから、世の中が混乱しているのです。そしてせっかく興味を持ったのに他人に否定されることで、『必要な知識』がわからなくなるのです。

学校の『勉強』や将来役に立つとわかるものだけ『学ぶ意味』があると思い込んでいる人が多すぎます。知らぬが仏という言葉はありますが、実際には知った上で判断すれば良いだけのことです。人が知ろうとする学ぶ意欲を削がないことも大切です。

人が新たな知識を得ること、それは全て学びです。
新たな知識を得る能力こそ『学ぶ力』です。

知らないことを知るということは、何より素晴らしいことです。
『学ぶ力』をつけることは、学校の『勉強』なんかよりはるかに大切なことだと私は思います。