喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

説明の仕方 ~場所の説明に例えてみる~

物事の説明の仕方を場所の説明を例えとして、できるだけわかりやすく行ってみようと思います。

 以下のものは当ブログで最もアクセスの多い内容です。

説明の上手な人と下手な人の違い - 喜哀楽の考え方

 

改めて物事の説明の仕方を考えてみました。

まず大雑把に概要を説明し、相手がイメージしてから詳しく説明するということが大切です。
いきなり詳しく説明しても相手は全くイメージがつかず戸惑ってしまいます。
まずどんな種類の話かを説明し、次にもう少し詳しく話すというように順番に条件を絞って説明していくことが大切だと思います。

場所の説明を例に話をしてみます。
相手の知らない遠く離れた場所を説明するのに、いきなり○○町と言ってもわかりませんし、△△町の隣と言ってもたまたま知っている偶然でも起こらない限り通じないと思います。
隣町とか同じ市内ならわかることもあるかもしれませんが、離れた場所だとまずわかりません。

まず大きく、四国地方愛媛県なんだけどね。と大雑把に四国だということ。そして愛媛県だと県名を伝えることです。
できれば具体的に日本地図で愛媛県を指し示して説明するのが一番わかりやすいです。
その愛媛県の中でどのあたりという、愛媛県の地図の中でどのあたりの××市と表示する。次に××市の地図を開き○○町というようにするのがわかりやすいです。

  • 日本地図で愛媛県を表示する
  • 愛媛県の地図の中の××市を表示する
  • ××市の地図の中の○○町を表示する

愛媛県在住や四国の近隣県の方への説明であれば、日本地図から愛媛の場所の説明は省略されても構わないと思いますが、首都圏で突然愛媛県と言われてもすぐにイメージできる方は少ないと思います。思い出すのにかかる『時間』を短縮するために、まず日本地図での愛媛県のイメージを伝える。言葉であれば四国の左上というようにイメージしやすいことを伝えると良いと思います。

もっと話を広げて海外の場所を考えてみましょう。
サンフランシスコでとか、マドリードでとかいきなり言われてもわからない人が多いと思います。
まずどの国の話なのか?国の名前すらわからないマイナーな国だったら、どのあたりなのか?
それこそ聞きなれない地域だと北半球なのか南半球なのかさえ検討もつかないかもしれないのです。

物事の説明も大雑把な概念の説明から範囲を絞り込んで説明していくと、相手に伝わりやすいのではないかと思います。

今回は知らない場所の説明を地図を中心にお伝えしましたが、もし地図がない状態での説明を思い浮かべてみてください。

物事の説明は地図のない状態で場所を説明するのに似ています。
伝え方は大きく分けて三つです。

  • 現時点からの方角と距離を伝える
    近くだとイメージがわきやすいが、海外だと遠いというイメージできるだけです
  • 相手の知っているかもしれない都市の近くと伝える
    相手が全く知らない場所は説明できない不具合がある
    1984年にオリンピックのあったロサンゼルスの近くのサンフランシスコ
    1992年にオリンピックのあったバルセロナの近くのマドリード
  • 大雑把な領域から絞り込んでいく
    北半球>北アメリカ>アメリカ合衆国>西海岸>カリフォルニア州>サンフランシスコ
    北半球>ヨーロッパ>スペイン>マドリード

相手の知らない物事を伝えるのもこの3つだと思います。

  • 2つのことを例えに出して、その延長上と伝える
  • 似た例えを出して、それに近いものと伝える
  • 含まれる概念を伝え、その一種と伝える。
    全く新しい概念だと言葉で伝えるのはかなり困難です。

iPhoneiPadが始めて発表されたとき、言葉だけで周囲の人たちに説明することを想像してみてください。iPhoneであれば、電話だけどパソコンと近いものとして伝えるしかなかったと私は思います。手の中に入るパソコンとでも表現するでしょうか。ただ実物を見ないと理解はできなかったのではないかと私は思います。
全く新しい概念だと、似た概念と想像してもらうかある概念とある概念の延長線上と想像してもらうしかないので伝えるのはかなり苦労します。

相手に概念そのものが無い場合の説明の方法は

 

説明の上手な人と下手な人の違い ~概念がない?~ - 喜哀楽の考え方

 
この文章の説明自体がわかりにくいという自己矛盾があるかもしれません。
できるだけわかりやすくなるように更新していきたいと思います。