喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

怒らない子育て ~子供目線で考えてみる~

何かとついつい怒ってしまいがちな子育てですが、今回は『子供目線で考えてみる』ことを書いていきたいと思います。
前回書いたのは『失敗』しても怒らず、子供が工夫する仕組みを作ることでした。

怒らない子育て ~『失敗』しても・・・~ - 喜哀楽の考え方


親目線で一方的に価値観を押し付けてしまいがちな子育てを、子供目線・子供の立場から改めて考えてみると子供の言い分にも一理あって驚かされることがあります。ただ子供たちは言ったら余計怒られそうなことを本能的に察知して、思っていても口に出さないことが多いと思います。思っていることを( )であらわしてみます。

片づけをしない子供に腹を立てて言い争いになっている場面を思い浮かべてみてください。
『何度も片付けなさいと言っているでしょ!』
『だって・・・』(片付けなさい片付けなさいって、そんなに言うならお母さんが片付ければいいのに・・・。片付ける『意味』もわからないし・・・。片付けなくても私は困らないし・・・。)
『いいから早く片付けなさい!』
『でも・・・』(そもそも何で片付けないといけないんの・・・。片付けるのは何のため?お母さんのために片付けるの?。お母さんのためならお母さんが片付けるべきじゃない?)
『何故片付けないの!?』
『そんなに言うならお母さんが片付けたら?』(だって私は困らないしそんなに片付ろという『意味』がわからないんだから、当然お母さんが片付けるべきよ!お母さんには片付けることに『意味』があって、私には片付ける『意味』がわからないんだから『意味』がわかっている人がするべきよね。押し付けられても困るよね。)
『あんた何言っているの!片付けるのが当たり前でしょ!』
『当たり前ってどういうこと?何で片付けないといけないの?』
『片付けるのが当たり前って言ったら当たり前でしょ。そんなこともわからないの?片付けないならご飯抜きよ!わかった!?』
『はぁ~い』(片付けるのが当たり前の『意味』がわからないから聞いただけなのに、何で怒られないといけないの?でも怒られるの嫌だから仕方ない片付けるか・・・)

子供目線だけを端的に取り出して見ます。

  • 片付けることの『意味』がわからないから教えて欲しい。
  • 意味を聞いたら余計怒られる
  • よくわからないけど怒られるから仕方なく片付ける。
  • だから怒られないと片付けない。

言い換えてみると、子供にとってお片づけとは『怒られたら仕方なくやるもの』
だから言われただけだと怒られていないから、聞き流す。何度も聞き流す。真剣に怒られたら仕方なく片付ける。

『意味』や『目的』・利点がわからないと、人はわざわざ面倒な行動はしません。

子供目線でもわかるように片付けの『意味』や『目的』を教えてあげれば良いだけのことです。

  • 片付いていると次に使うときに素早く取り出せるようになり、探す『時間』が必要なくなり自分や次に使う人が無駄な『時間』を必要とせずお得である
  • 片付いていると物が無くなった場合もすぐに、定位置に無いことでわかる。

具体的な片付けの対策は

怒らない子育て ~子供が困る仕組みを作る~ - 喜哀楽の考え方

 に記載しています。