喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

怒らない子育て ~否定しない~

怒らない子育てについてです。
今日は『否定』しないことについて買いてみようと思います。
子供が悪戯をしたとか、いうことを聞かなくても『否定』しないのか?と思われる方も多いと思います。私は子供の言動を否定することに『意味』はないと思います。何故ならただ否定しても『目的』や『意味』が伝わらないからです。怒るのと同じで子供には何も伝わりません。
子供は『意味』がわからずやっているだけで、大人は『意味』がわかっているはずと思って否定するという認識のズレ(齟齬)が元にあるからです。

子供の言動が親から見て違うよねと思う行動も、駄目でしょと否定せず、いきなりやって欲しくない理由を説明したり望ましい行動を提案する。

わざと何かを壊すいたずらをしたとしても、壊したら駄目!ではなく、壊れるとお母さんは悲しいなと悲しくなるからやめて欲しいことを伝える。
片づけをしなくても、片づけをしないと駄目でしょ!ではなく、片付け一緒にしようと笑顔で伝えれば良いだけのことです。

子供は否定されると、嫌な思いもしますし拒絶感を抱きます。親に受け入れられていないと感じてしまうのです。否定されて育つと、自己肯定感が養われず自信の無い子供に育ってしまいます。
自己肯定感を育てるのに良い方法は、まず子供の言動を認めてあげるということです。

先ほどの例の対応の上級編を書いておきます。
わざと何かを壊すいたずらをしたとしても、『壊すの楽しいのはわかるけど』と笑顔で伝えた後で、壊れるともう遊べなくなるからお母さんは悲しいなと悲しそうな顔をして伝えます。
片づけをしなくても、『片づけが面倒なのはわかるけど』と笑顔で伝えた後に、じゃあお片づけゲームでどっちが早く片付けられるか競争しようか?と笑顔で伝えてみます。どうして片付けないといけないの?と聞かれたら、片付けた方が次に使うときに早く使えてお得だからよと伝えてあげると良いと思います。

そんな笑顔でなんて無理!と思われる方も多いと思います。
でも否定しても自分自身いい気持ちにはなりません。笑顔なら楽しい気持ちになれます。
否定されれば子供も嫌な気持ちになりますし、拒絶感も出てきます。

当然子供の言動が全て許されるわけではありません。やらない方が良い行動もあると思いますが、その場合『否定』ではなく『修正』をすれば良いだけです。相手の言動を打ち返すように『否定』するのではなく、まず肯定してから受け入れられるように『修正』すれば良いだけのことです。


肯定であればお互い嫌な気持ちにならないのです。
怒る必要なんて全くありません。
どっちがお得かは考えてみてください。