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喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

子供を責める親の心理

子供は親の行動や考えをうつす鏡。
子供は鏡の中に映った自分をみているようなもの。
鏡の中の自分を責めるのは変なことだとわかるのに、子供を責めるのが変だとはわからない人もいるのは悲しいことですね。

創業者と社長である娘の確執の報道を見てふと思いました。
親が『悪い子を作った』と発言したという話です。
親は子供を育てる義務と責任があるので、通常の子育てをしている人なら自分で自分を責めることになる上記発言は絶対しません。
この確執の是非は私にはわかりませんし興味ありませんが、少なくとも親にとって『悪い』という表現は、自分の言うとおりしなくて『悪い』と言っているように思います。
経営者として経営判断が『悪い』というのも、正しいのは自分と思い込んでいるところに問題が潜んでいると思います。相手を説得できない自分にも非があるなんて想像すらしていないから、一方的に相手を『悪い』と切り捨てようとしてしまうのです。
人を『悪い』と評価する人の心理の奥底には、相手をおとしめることで相対的に自分の地位を高めたい心理があると思います。つまり相手が『悪い』から自分は『良い』とまわりに認めてもらいたいという『目的』があっての発言です。

親がそうやって育てたのに、子供を『悪い』なんてよく言うねと思われる方も多いと思います。子供を責めるなんて自分を責めているのと同じだから不思議に思うわけです。しかし子供を責める親には理解できません。何故なら自分の責任だなんて全く思っていないからです。
考えられることは二つあります。

  • 子供が育つ上で親の影響が大きいことを知らない
  • 子育ては自分ではなく配偶者の仕事だと思い込んでいる

つまり自分の影響で今の子供に育ったと知らないか、今の子供は配偶者の影響の結果だと思い込んでいるかのどちらかです。自分の責任だという当たり前のことを理解していないのです。自分が育てた責任があるのか、それとも自分が子育てに関与しなかったことに責任があるかのどちらかです。どちらも親の責任なのにどこか人事なので、親の責任のはずの子供のことを責めることができるのです。本来であれば、子供に非があればどのように親が育て方を間違ったのかを反省すべきことだと思います。(子供というより人は様々な影響を受けて成長するので、親の責任だけとは限りませんが、特に成人するまでは人格形成にも多大な親の影響があると私は思います。)

 子供を責める親の心理は言い訳する人の心理と似通っていると思います。

言い訳する人の心理 ~言い訳する人と言い訳しない人の違い~ - 喜哀楽の考え方


他の場面で『この子はわがままだから』と親が自嘲的に友人に伝えているのを聞いたことがあります。
子供が自分勝手なのは物事を知らないのだから当たり前であり、それをわがままだと評価するのは親がきちんと物事を教えてあげていないだけだと私は思います。自分が子供にわかるように伝えることを怠って、『この子はわがままだから』と言うのは2重の『意味』で子供さんがかわいそうだと思いました。

  • 他人からわがままだと思わることをきちんと伝えていない
    どうしてわがまま(自分勝手)だと思われる可能性があるのかを伝えていない
    どうするべきなのかをきちんと子供のわかる言葉で伝えていない
  • 親の落ち度(伝えていないこと)なのに、子供の落ち度かのごとく子供を責めること

 

さすがにこの創業者と社長の親子の確執はお互い良いお年でもあるので、子供の育ち方全てが親の責任と言い切るには無理があるとは思いますが、少なくとも自分の与えた影響のことに思い至らず公然と子供を責める心理は哀れにすら感じてしまいます。