民主主義の限界
今の日本は良くも悪くも民主主義の世の中です。
人類の歴史の中で様々な政治システムが執り行われていましたが、現在のところ最も成功している政治システムは民主主義だとは思います。
優れている点は、
- 誰でも政治家になれる可能性があること。
- 他の政治体制と比較し腐敗が少ないシステムであること。
欠点は
- 投票してもらえるような民衆受けする政策を考えなければ、選んでもらえない
- 高齢者など投票に繋がる政策は指示されて、投票権のない子供たち向けの政策は後回しにされてしまいがちである。
- 一部の企業や団体が自らの利権を守るため組織票を集め、自分達に有利な政策を政治家に突きつける利己主義的なシステムが存在する
- 政策が投票してもらうための手段になっている
民主主義で選ばれるのは政治家ではなく、選挙屋さんの気がします。
投票してもらって当選しないと『意味』がないので、投票してもらえる政策を掲げます。目先の利益にとらわれたり、一部の人に利益をもたらす政策だとしても民主主義だと多数決の論理で、投票した人に有利な政策を実行していきます。
合理的に『考える』とこちらの政策が望ましいが、実際には大人の事情であちらの政策ということがまかり通っています。
企業献金、組織票を禁止するだけでも今の歪んだ民主主義とは違う世界が見えてくる気がします。
そろそろ次の政治システムを考え出す時期だと思います。
人類の『知恵』を結集して、多くの人の納得できる新しいシステムが出来るといいですね。