喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

理想の企業の見分けかた

理想の企業の見分け方を思いつきました。

利益を上げることが『目的』で手段としてお客さんを喜ばせる企業と、お客さんを喜ばせることが『目的』で、手段として利益を上げている企業との違いです。
あまり変わらないように思えますが、決定的な違いがあります。
『目的』がお金なのかお客さんのためなのかが決定的な違いです。

ある企業のように『情報を整理し、誰もがアクセスできるようにする』とか、『日本の道路を国産車で埋め尽くす』とかの壮大な夢を語るのと、目先の利益を出すために右往左往している企業との大きな違いは『目的』という観点で見ると明らかです。

利益を追求する企業が良く言うのは、利益を出さなければ企業が存続できないからという言い訳です。だから利益を追求すれば良いというものではないと思います。以前はみんながわからないまま闇雲に企業活動をしていましたから、玉石混交でも経済成長のおかげで差があまり目立ちませんでした。
でもこれからは全く違います。人口も増えず戦後のような人口ボーナスによる経済成長は期待できません。

お客さんが喜ぶことをするのは当たり前で、その中から利益を出せる仕組みを作り上げることの出来る企業だけが生き残っていけます。

まだそのことに気づかず目先の利益に右往左往する企業があるのは困ったものです。
株主ではなくお客さんの方を向けば自ずと業績も良くなるでしょうに、何故しないんだろう。

 

タイトルの企業の見分け方。
お客さんの喜ぶことで利益を生み出す仕組みを作り上げることのできる企業は業績が良いはずです。しかし今の業績だけではわかりません。企業の利益を出す仕組みとお客さんのニーズがたまたまあっているだけかもしれません。

簡単な見分け方はお客さんの不便・不満を放置しているか、できるだけ早く改善するかの違いです。

放置しているのは予算やお金を言い訳にしてやらないだけだと思います。『目的』がお客さんのためであれば、不便・不満を改善するための言い訳ではなく努力をします。『目的』が利益だからこそ、費用対効果を考えるため改善されないのです。
そんな目で企業を見てみると全く違う企業像が見ることが出来て面白いです。