喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

かまって欲しい子供の心理

子供を見ているとかまって欲しい、相手をして欲しい子供が意外に多いことに驚きます。
かまって欲しい子や相手をして欲しい子供は親に相手にされていないことが多いようです。
ご飯を食べさせないとか衛生面に気が回らないとかの子育てを明らかに放棄しているニグレクトという虐待をされているわけではありませんが、親が他のことに気が取られていてあまり相手にされていないことが多いようです。親の趣味に気を取られていたり、スマホに夢中だったりして子供に向き合うのが後回しになっていると、子供は親が相手してくれないことがわかっているので、寂しさを紛らわすために他の人に相手をしてもらおうとかまって欲しい素振りを見せたりして気をひこうとします。当然親にも同じ素振りを何度も見せているのですが、子供に目が向いていないので親は気づくことができません。仕方なく他の人の気をひこうとしてしまうのです。

 心理としては人懐っこい子供の心理と全く同じです。

ki-airaku.hatenablog.com

 

本来他人を警戒するはずの子供が、積極的に他人に声をかける時点で満たされない何かが潜んでいる可能性があります。

子供の相手にして欲しい素振りに気づくことができない親御さんも多いようです。他人に積極的に声をかけるというのは親の愛情不足・相手不足を表すということを知らないので、平気で遊んでもらってよかったね。などと遊び終わったあとに子供に声をかけたりできます。本当は親に遊んで欲しいのに遊んでもらえないから、仕方なく他の人に遊んでもらっているだけなのに・・・。でも子供には自分自身のことを客観的に親に伝える手段がなかったため、寂しいよりは親がいうように他の人に遊んでもらえてよかったんだと納得するしかないのです。

寂しさが募ると、親にかまって欲しくて万引きをしたり怒られることをしてかまってもらうという歪んだ心理になる場合もあります。
遊びや趣味、スマホも大切ですが、できる限り子供の寂しい思いはさせないようにしたいですね。