喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

子供を怒る愚かさ ~意味や目的を知らないだけ~

子供は何も知らないだけです。
知らないことを怒るのは公正ではないように思います。
何故なら情報に格差があるのです。
親は知っている。子供は知らない。
親は当たり前に知っているから、子供が知らないことがおかしい。として子供を怒るのです。

第三者が善悪を判断するのであれば、親が子に教えていないことこそが責められるべきです。誰が悪いかというよりは、誰の責任かといえば親の責任でしょう。それを棚に上げて子供を怒るなんて2重の意味で愚かだと私は思います。

  • 自分の責任を子供の責任と勘違いしていること
  • 勘違いなのに子供を怒っていること

怒る前に子供が何を知らなかったのか、何を親が伝えていなかったのか反省すべきではないでしょうか?

例えば公共の場で騒いではいけないこと。
大人なら当然知っていることですが、子供は教えていなければ知りません。他人の立場に立って考えるということを教えてもらっていなければ、想像すらつかないのです。子供は自分が楽しければヒートアップして更に楽しみます。それが高じて大騒ぎになってしまうだけなのです。公共の場で騒ぐと『他の人の迷惑になる』『他人が不快な思いをする』ということを知らないだけなのです。子供が騒げばこれらのことを知らないだけなので、怒る前に教えてあげれば良いだけのことです。よくあるのが親は子供が『他の人の迷惑になる』『他人が不快な思いをする』ということを知った上で行動していると思い込んでいることです。だから『(迷惑にならないように)静かにしなさい!』と怒るのです。『意味』が伝わっていないけれど言ったからわかったはずだと思い込んでしまうのです。
意味や目的も伝えないと子供には理解できません。
ましてや『人に怒られるからやめなさい』といって子供をなだめる親御さんもいますが、子供は怒られなければやって良いと許可されたと受け取ります。親に怒られないように親の目を盗んで様子を伺いながら行動するように歪んで育ちます。
怒られるからやってはいけないわけではありません。きちんと意味や目的を伝えて子育てをしましょう。