喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

人前で子供を怒鳴る親の心理

人前で子供を怒鳴る親御さんておられますよね。
その心理を考えてみました。

人によっては人前で怒鳴ることを恥ずかしいと考え、他の方法を選択します。
人前で怒鳴ることを恥ずかしいと考える人からすると、平気で人前で怒鳴ることのできる人の心理は全く理解できません。理解はできませんが、怒鳴る親御さんからすれば何か理由・『目的』があって怒鳴っているはずです。
その心理を勝手に考えてみました。

私の考え付いた心理は2つです。
子供に対する心理と周囲に対する心理です。
子供に対する心理は、親が子供に対して優位に立っていることを見せ付けることです。
子供を従属物のように考え、従わせようとするのです。そして思い通りの行動をとらないことに腹を立てて、怒鳴りつけるのです。
子供に対する怒鳴りつける『目的』は自分に従わせることです。
『目的』が子供に『常識』を身につけさせてあげることであれば、何も怒鳴る必要はありません。周囲に迷惑をかける『非常識』な行動をとったのであれば、『非常識』だと知らないだけなのですから子供にわかるように伝えてあげればいいのです。何故やってはいけないのか?どんな迷惑を周囲にもたらすのかをきちんとわかりやすく説明してあげるだけで良いのです。もし『非常識』な行動だとわかっていて子供がやるのであれば、それは親に相手にして欲しいという子供の寂しさの現れです。子供の寂しさの現れであれば、怒ることは逆効果です。子供は寂しさより怒られることを望むからです。

周囲に対する心理としては、きちんと叱る良い親だと周囲に認められたいのです。
ただ感情的に怒鳴っているだけですから、きちんと叱るとみなしてくれる人は少ないと思うのですが、周囲の大人に認められているかどうかを確認して回るわけではないので、何も言われないことを認められたと勘違いしているのです。場合によっては人前で怒ることのできる私って凄い!などといういうトンでもない勘違いまでしていることすらあります。ここでの勘違いは、行動を否定されないと承認(認められた)されたと思い込むことです。人前で怒ると駄目と指摘されないから、人前で怒ることは問題ないと考えます。誰にも怒ることを否定されないと、人前で怒ることはよいことだとすら勘違いするようになります。
周囲に対する心理の元は、周囲に認められることが『目的』です。誰も認めてはいないのですが、人前で怒鳴ることを誰からも咎められないことを認められたと勘違いしているため、胸を張って人前で怒鳴っているのだと思います。

私が勝手に想像してみたので違う心理もあるかもしれませんが、こういう人もいるのではないかと思いながら書いてみました。