喜 哀楽の考え方

私(喜 哀楽)の考えていることを、できるだけわかりやすく書いていきます。

大きなカテゴリー(分類・概念)から絞って説明する

説明の仕方を改めて考えてみます。

相手にわかる言葉・相手の理解できる言葉で説明することはこれまで何度か書きました。
今回は相手の知らないものを説明する際、大きな概念から説明する方法を考えてみます
以前は 説明の仕方 ~場所の説明に例えてみる~として書いてみました。

今回は大きなカテゴリー(分類・概念)から絞って説明する方法を提案してみます。
考え方は場所のときと同じです。場所を表す際に大雑把な場所を先に言ってから、次に細かな場所を説明するという方法です。おさらいしてみますと
北半球なのか南半球なのか?ヨーロッパなのかアジアなのか?オーストラリアの近くの島国の○○とかいう類の説明方法です

今回は相手の知らない新しい物を説明する場面を想像してみください。
手に持っているものを説明する際、名前を言っても『意味』がありません。何故なら相手は知らない当たらしい物なんですから。駄洒落のネーミングでもない限り名前を言ってもその物が何かは説明にはなりえません。
ではどうするかというと、カテゴリー(分類・概念)を説明します。大きなカテゴリーから小さなカテゴリーに絞りながら説明を進めるという方法です。


ただの棒のような見た目ですが、実は文房具なんです。という具合にどんな類のものかを説明します。次に文房具の中のハサミなんですという具合に説明していくのです。最後にペンの形をしたハサミなので、ペンのようにスーツのポケットの中に入れて使えるハサミです。という具合に説明していくのです。

新しい物体>文房具>ハサミ
という具合です。

他の例で考えると、新しい本を出します。
具体的な内容を伝えてもなかなか伝わりません。
そこでカテゴリー(分類・概念)をまず伝えるのです。
実用書の一種で、ハウツー本・自己啓発の類です。
その中でも物事の考え方の本ですという具合です。
で具体的に、
頭の使い方をこれまでと違う方法にするための本です
という具合に大きなカテゴリーの中から絞っていく方法です。
他の新しい本の話にしてみると
小説の一種です。
空想上の物語で、全く新しい世界観で繰り広げられるファンタジー小説です。
魔法の言葉を操る少年が、様々な問題を言葉で解決し、世界から戦争をなくしてしまう話です。
という具合に、大きなカテゴリー(分類・概念)から説明をはじめ、小さな(細かな)カテゴリーを説明し、さらに具体的に説明を加えるようにするとイメージがつきやすいと思います
丁度本屋さんや図書館で本を探すようなイメージです。
実用書はこのあたり、小説ならこっちという感じです。その中で小分類を探し、具体的な本を探すというイメージを説明に応用するわけです。

物事を説明する際の一つの目安になると思います。
まず大きなカテゴリー(分類・概念)から説明を始めるということです。